人とわたしと癒しのエンパワメントと

 

【庭の音】インタビューvol.06

開催されるマルシェに先立ち、インタビューを受けました。

「人とわたしと癒しのエンパワメントと.」

人という点と点で紡いでいく場所と時間.
11月にsee the sunで行われます【庭の音】に参加してくださる方々にお話をお伺いしていきます.

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

貴子さんは,私の師匠です.私自身,歌うときにどうしたら媒体としての楽器のような身体になれるだろうか,と,声や音の療法や自然療法,ケアの本を読んでいたところ,友人からレイキというものがあるということを聞いた.それも西洋レイキとは違い,日本にもともと口伝で伝えられてきた治療法があるというのだ.

子どもがまだ小さかった頃,手当ての本を読みケアしていたけれど,それよりももう少しだけ深い感じがした.身体に手を当てて,どんな状態かを読み解くことで,身体が本来持っている自分で治す力をサポートするといったようなものだろうか.ますます人間のもつ自然な力に驚いたのだった.

直傳靈氣とはなんぞや?と知りたくなり,貴子さんのwebサイトへ向かうと,空を見上げた彼女がいた.彼女は何を見ているのだろうか?遠くを見ていながらも,とても近くにいる人を想っているようなそんな眼差しだった.
私は,少し勇気がいったけれど,ゆるりはの門を叩いたのである.

今思うと,それまで以上に子どもたちとの関わりが身体を通して,心もケアできるような気がしている.子どもの身体は正直である.「大丈夫だよ.見ているから安心して.」そういう声に出さない思いが手から伝わる温度で子どもたちに届いていたらいいなと思う.

点と点を結ぶ貴子さんの想いをお伺いしていきます.

ー 貴子さんは,どのようなところからケアの道を選ばれたのですか?

当初は東京の自宅サロンで身体の軸となる足専門のケアや親子講座をしていました。私は学童期より足の変形トラブルと靴選びに悩み,社会人になってからは原因不明の体調不良もありマッサージや整体が欠かせなかったんです.出産後の子育て中に膝や足が痛くなり,整形外科を受診するのですが「30歳で60代の足」という事を伝えられるだけで対処療法しかありませんでした。自分のコンプレックスの克服から、足・靴・歩行の自然療法フットケアというものに出会い、同じように悩んでいる女性の駆け込み寺になればと子育てと両立しやすい専門サロンを自宅で始めました。「足づくりは実は生まれた時から始まっているんだ」という気づきから,子どもの健やかな心と身体を作る「0−7歳期の子育ちの環境づくり」についての発信を始めました。一時はライフワークとして伝えていきたいと思っていましたが、311の原発事故以降「外遊びを真ん中にした子育ての提唱」に難しさを感じ、徐々にフェイドアウトしていきました。今でもリクエストがあれば、ぜひお伝えしたいなと思っています。

 

ー そこから心のケアにも向かうきっかけがあったのですか?

「心は体に影響している」

311はとても大きかったです.都民でも地震や余震、テレビから流れてくる映像などのストレスで,ボディブローのように当日継続利用されていたクライアントさん達のエネルギー場がものすごく乱されていることに気づきました。心と身体は繋がっていて、ストレスが体に与えるインパクトの大きさをを目の当たりにして,そこから少しずつ対話や直傳靈氣を利用した心のケアへとシフトしていきました。

ー「直傳靈氣」について少しお話してください.

靈氣は約100年前に日本で確立した、自然エネルギーを活用したハンドヒーリングですが、殆どの方が習ったりご存知なのは日本から海外に渡り、戦後日本へと里帰りをした西洋式レイキになります。私は両方を使いますが、自分自身がゆるりはで伝授するのならば、心身の改善を目的に家庭療法として広く使われていた伝統靈氣を、その背景にある日本の文化や精神、世界観とともに伝えたいと思い直傳靈氣を教えています。
「今を生きる」ことや「争うのではなく委ねる」などシンプルな生き方の提唱とともに、天と地と繋がり自然エネルギーの循環がめぐり始める事が、潜在意識と近しくなって自分らしく生きる道筋にもなるので、ゆるりはのハートケアをご利用の方々にもお勧めし、多くのクライアントさんが身に付けられています。

ー「ゆるりは」のテーマとしてあげているものはありますか?

「自由と自立」

「レイキ受けてみたい」が来店の動機であった方も、ゆるりはという場には私の発信するエネルギーに紐づいていらっしゃる方が多いと感じます。結果、様々なものからの自由と自立、例えば既存の生き方や古い価値観、過去の傷ついた体験,親子関係,仕事,夫婦関係・・・。ゆるりはのハートケアという伴走型の心の回復ケアは、私はカウンセラーではなく、自分らしく生きるためにその人に必要なエンパワメントを提供するファシリテーターという風に位置付けています。なかなか自力での自己対話も内観もむずかしいですから,ゆったりと安心して自分自身を開示する、話す対話だったり,心身が緩むレイキ,感情浄化のフラワーレメディ,潜在意識を活用したイメージ療法,といったいろんなツールで
自分自身に還ってゆく、そのきっかけになれたらいいなと思っています.

タイトルに使用した「癒しのエンパワメント」は、私がずっとしてきた事、大切にしてきた事を的確に表された森田ゆりさんの著書のタイトルから引用しています。

ー 貴子さんが取り組んでいる他の活動を教えてください.

3年前から国分寺にある「アフターケア相談所ゆずりは」にレイキボランティアで訪問させて頂いているのをきっかけに、私自身でもできることはないかと困難な家庭環境で育ったり社会的養護出身の頼れる大人が身近にいない若者の居場所として「逗子おばちゃんち」というボランティアを立ち上げています。

私自身も様々な生きづらさの当事者でありサバイバーですし、ゆるりはのハートケアで繋がる人たちと取り組む課題や生き辛さとも、彼らと共通部分はたくさんあります。でも、絶対的に不足しているのは、経済的な貧困は言わずとも、ヒト・モノ・コトとの出会いを通して培われるべき人間関係の貧困と、そのスキルの未熟さ故の生き辛さです。社会的養護経験者に限らず、困難な子ども期を経て誰にも頼れず生きてきた子たちも含め。。。

自分とは何か、自分ができることは何か、どう生きていったらいいのか、見聞も経験も広げたいけど経験値が少なすぎる、お金もない、新しい人や環境では、緊張してしまう。。。これまで自力で頑張って生き延びてきて、縁があってゆずりはを通して出逢った子たちの、私はやっぱり支援者ではなく「おばちゃん」でありたいんです。来年ひとりになり葉山に住むようになったら、1人は泊まれる用意がある。おうちご飯もつくってあげられる。望むなら「おばちゃんち」を提供したいと思っています。自然にも、違う環境にも、違う価値観にも、もっと出逢えるように。知ってる人が一緒なら大丈夫というのなら、私個人でもできる事はいろいろありそうかなって。そう思っています。

ーありがとうございました.これからの活動も楽しみにしております.

空と樹と.

【庭の音】セラピスト貴子さんのレイキ詳細

11/26(金)ライヤー&レイキ セラピー
10:00〜15:00(2000円/30分)

ライアーという音を奏でる弦楽器を身体に置き,奏で,その振動を全身で感じるヒーリングの後にレイキでの手当てを2名付きで行います.
〜 事前予約枠埋まりました。

11/27(土)レイキ
10:30〜15:00(1500円/30分)

〜 当日ふらりとお越しください。

自然治療室 ゆるりは
https://yulureha.com

セラピスト 貴子 プロフィール
自然療法家
1971年生まれ 東京都出身
2005年フットケア専門サロンフットケアプラスタカを自宅で始業。サロン運営の傍、乳幼児期の外遊びや子どもの靴選びの大切さを伝える普及活動に尽力。2011年東日本大震災を機に、レイキ他各種ヒーリングやセラピーを取り入れた心とからだの癒しサロンLani Treeへとリニューアル。2019年1月自然の美しさを日々感じることができる逗子へ移住。2020年2月お家サロン歴14年を経て、自然療法室ゆるりは開業。
2022年1月に娘成人を機に離婚、ゆるりはを生業に海そばの葉山にひとり暮らし予定。

 

 

@takako_yulureha
@sorato_kito




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自然療法室ゆるりは
セラピスト貴子

逗子市逗子4-12-18-102号室
090-1810-0411
yulureha@gmail.com

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