真のアミニズムを思い出す
これは去年手にした本で、読後ひとしきり温かい涙が溢れ
内なる喜びが広がり、今ある幸せを噛み締める時間を得ました。
しばらく前にYouTubeで配信されてSNSで話題になっていたお話です。動画で伝わる情報は発信側の意図や、スピーカーやコメンテーターの波動からの目に見えない雑多な情報も同時に受信してしまう為、書物からの情報収集の方が素に触れる事ができ、尚且つ自分自身のペースで取り込むことができるので、情報収集は活字ベースが好みです。ですのでこのお話が出版された事はとても嬉しくて、すぐに購入しました。
本に記された数々の「こころ」に関するエピソードや生き方の指針は、常々ゆるりはで伝えたい、あるいは実際に折りに触れてお伝えている事に通じる事柄がたくさんありました。
ちょうど1年前に綴ったコラム「しあわせって」とも共鳴する内容でした。
直傳靈氣習得を通して、こころの触れ合いやこころのゆとりを取り戻す事。日本人の本来持っている感性や精神性、文化を思い出して真のアミニズム(自然崇拝)を思い出すこと。そして自分や自分自身を取り巻く環境、自然、地球へと意識がどんどん広がってゆくこと。それらを期待して私はゆるりはで伝授させて頂いていますが、まさに日本で生まれた伝統的な靈氣療法の復活は「ニュージャポニズム」です。
ゆるりはの向かう方向性に確信を持つ有り難い一冊となったと同時に、プライベートな事の振り返りのきっかけにもなりました。
結婚生活中は、1に子ども、2に夫、3に自分とはならず、子育てがひと段落すればするほど外へ、社会へと目を向け続け、沢山の役割を担いっていました。少しづつ断捨離を進めつつ、逗子暮らしの3年をかけ、ようやく「自分(自分のこころ)にスポットライトを当てられるようになりました。娘の成人式を終えるまでの離婚活期間の最後半年間には、普段と変わらずゆるりは通いの傍ら、先延ばしにしてきた自分自身の出来事や情動も全部掘り起こしては味わい尽くすという、結婚生活20年分の心の旅をしました。それは過去20年分の遍歴を振り返り、受容し、一人の人間を育み、共に家庭を築く機会が与えられ、人として育てて貰えた事全てへの感謝の気持ちで終止符を打つために必要なプロセスでした。
そして手に入れた23年ぶりの一人暮らし。離婚して2年が経過し、今尚「自分のために生きる」事にフォーカスし、歓喜する人間として生きることに日々精進です(笑)今の自分を100%肯定し、よく生きてきたなぁ〜と自分を労い、そして今ある小さな、でもたくさんある幸せを味わい、幸せだなぁ〜と心からしみじみと感じ入る自分がいることを再確認させていただいた、そのような本でした。 なので。。。きっと、読み終えた後にいっぱい涙が流れてきたのだと思います。
以下、ここに記しておきたい文章をいくつか引用しますが、ゆるりは書庫にもあります。ぜひ手にしてみてくださいね。
心のゆとりを取り戻す。しあわせを感じる心
日々の当たり前に感謝。人との繋がり、肌の触れ合い
人間は自然から生まれてきた。だから圧倒的な自然に包まれた時、すべての事をゆるせる
生きていく上で一番大切なのは人間らしさ。人は歳を重ねれば重ねるほど人間らしくなっていく
一番最初に大切にしないといけないのは自分。自分の魂に失礼な事をしてはいけない。
愛が注がれたものからしか、愛は与えられない。自分自身を愛で満たしていれば、自分の行為のすべてに愛が宿る
自分が自分の一番のファンであること。それは自分に愛を注ぐことになり、それは周りの人にも愛を注ぐことにもなる
自分の心の声に耳を傾け、自分の喜びにどこまでも寄り添い、その喜びを素直に表現して生きる。
それが歓喜する人間。自分の喜びを生きていく時、人は自然に自分らしくなっていく。
思いがあるなら、自分の思いは必ず伝わると信じる。自分が幸せになれる思い込みの魔法を自分にかける。
今日誰のために生きる? 私はあなたのことを信じてる。人間らしいね。 かつての日本人の口癖。
日本人こそが真のアミニズム。自然災害が来ないように自然に対して手を合わせるという心がみんなの中にある。
地球上で虫の音がメロディーとして聞こえる、虫と会話できる稀有な民族は日本人とポリネシア人だけ。
その素晴らしさは当たり前ではない。なぜそういう役割を日本人が与えられたのか。幸せとは何か、本当に大切な事はなのか。
それはが既に日本人はわかっている。だからそれを伝えていく役割が日本人にはある。