やすみ下手

働き続ける
やり続ける

 

今を生きているという充足感
今を生きる自分を自己承認する

 

オンのままの交感神経をオフする
そのタイミングさえ失い
アドレナリンは増加傾向
セロトニンは減少傾向

 

心身の不調に気づく間もなく
失った感覚にも
その鈍感さに気づかず
まだまだ 大丈夫
もっともっといけると
猛進する

 

走り続ける人生を
終わらせることができない

 

人は本来
何もせず 息を休める事で
今を味わい 今に感謝し
今を生きる充足を得ていた

 

現代と嘗てでは違う 「働く」

嘗て

目の前のことに取り組む今の連続
日々の暮らしのなかで
手を動かし
頭をつかい
身体をつかい
動かし続けた肉体を休ませるという
休息の仕方を身につけていた

 

自然の中で行うその営みは
脳を疲労させるのではなくむしろ
仕事をしつつ脳を適度に活性化し
思考から解放させるものだったから
肉体を休ませるという休息で十分だった

 

現代

自然と共生しているのが当たり前の時に
自然欠乏という状態がないのと同じく

身体は疲れてないのに
頭だけが疲れているという
脳疲労という状態は
いつ生まれたのだろう

 

過去や未来に飛んでゆく
様々な思考から解放される術を
不安や心配から解放される術を
脳を休ませる術を
私たちは忘れてしまい

 

プラスプラスで
何かをし続けることでしかもはや
方法を見いだせなくなっている
のかもしれない

 

仕事以外の隙間時間の
SNS YouTube 映画
漫画 ゲーム

それらで
脳を休ませようとしつつ

 

本当に取り向くべき事も
本当は気づくべきことも
本当は考えるべきことも

逃げというよりむしろ
本当は脳が疲れすぎていて
取りかかれぬまま
距離を置き続けている
のかもしれない

 

時に立ち止まるにも
時に休むにも
それを自分に許すための理由や
休む為の覚悟や勇気さえもいる

 

なにもしていない状態でいる
それ自体が 怖い
得体の知れない不安に襲われそうで
なにかして落ち着きたいというループ

〜〜〜〜〜

やすみ下手な大人たちの姿から
子どもたちは何を得て
何を感じとっているのだろう

子どもたちも、とても忙しい昨今
「〜休み」という長い休みも
「せっかくのお休みだから」と
あれこれ宿題や課題や行事や習い事

 

休みのはずが
普段以上に忙しくなる

 

子どもでいられる時間は短いのに
すでに大人並みかそれ以上に
忙しい

心育つ間もなく、心奪われる

 

子どもは休みでも大人は仕事
子どもだけ家で過ごせない
本当は家にいたい
でも常に外出という子どもも多い

 

予定なく
時間ややるべき事に
掻き立てられる事なく
叱られる事もなく

 

マイペースに
家でのんびりと
寝たいだけ寝て
うだうだと過ごし

 

ひとりなにもしないで
ぼーっとしてられる暇な時間
安心して家で休めたという日々
子ども時代の経験と記憶

 

そう・・・

 

スクールの語源は、「暇」。
創造や真の学びは
暇な時間にこそ 生まれる。

 

休の字義は、「人」が動きを止め、
「木」のように英気を養うこと。
気力体力を蓄えること。

 

やすみ上手に なる。

生きている充足は 休んでいる時にこそ。




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