密接に繋がる
感覚と記憶
ふとしたきっかけで
感覚は刺激され
過去の記憶へと繋がり
乱される
本当の傷ついた心に気づき
本当の心の扉を開き
本当の心の声を聞く
記憶があるかないか
定かではない幼い頃
無自覚に閉じた心は
大人になった時には
すっかり冷え切っていた
恐れや不安を乗り越え
再びその心を開く事ができた時
正の感情や生身の感情を知る
それは温かく広がる
愛の感覚
自分の内側の
温かく巡るものを知った時
喜びと幸せに満ち
感動の涙が溢れ出す
心を全開にしたら
負の感情は
それまでの姿ではなく
本来の生身の姿として出現する
感覚によって
引き出された記憶に
脳内が占領される
光と闇
生と死
思う以上に深い闇を彷徨い
闇を抜けて朝を迎えられた時
光は光として
光を光として
一層輝きを増して
受け取れるのかもしれない
それまで
闇に身を委ねる
ゆるりは