わたしの東京脱出物語

東京脱出、そう思ったきっかけ

毎日のように外で過ごし、
毎月のように自然の中で過ごすキャンプをしたあの頃。

「外遊びを真ん中にした子育て」をモットーに
一緒に遊び過ごしていた娘の幼児期。

彼女が小学生になり、
一緒に公園へ出向く機会は著しく減り、
キャンプは連休や長期休みの時のみとなった。

ふと、ある日、自分の心や身体の状態に
変化があることに気がついた。
東京生まれ東京育ちの私が、
もう東京暮らしは充分かな・・・と思ったのは、
自分自身が「自然欠乏症」と気づいた時だった。

自然の中でする呼吸と
普段の暮らしでの呼吸。

日々身体に取り入れる「空気」の違い。
その大切さに気がついた。

身体の緩み、五感への刺激。
「自然の持つ癒す力」と
「自然の一部である自分」に気がついた。

レイキを身につけたばかりで訪れたキャンプ先。
早朝、外で合掌をして瞑想した時に
「あ、自然と繋がってる」 
初めて体感した時の感動と喜びは忘れられない。

その後、都会暮らしの脆弱性を認識して
一層気持ちが強くなったのは、311がきっかけ。

娘が4歳の時。
23区でも緑の多い第一種低層地域から、
幾つもの商業施設がひしめき、
幾つもの路線が乗り入れ、
消費と移動には事欠かない「便利な都会な街」に引越した。

ほぼ同時期に、
自然豊かな場所へと足を運ぶようにもなった。

外遊び全盛期。
家族で、友人家族でと、
毎月のようにキャンプへ出掛けるようになった。
1泊、2泊、3泊と、滞在日数は
どんどん長くなっていった。

311以前には東北道エリアへ足を運ぶことが多く、
特に福島県の美しい木々の色が大好きだった。

栃木から、福島から、群馬からと
高速を走り都会へと戻るにつれ
木々は減り、緑も土も姿を消し、
アスファルトの森へと呑み込まれていく。
増えるビル、狭くなる空、明るい夜、
様々な音、音、音。。。。

段々と、思うようになった。
「どこか行った時が特別ではなく
毎日の暮らしの中で自然をもっと感じて生きたいね」と。

遮られて見えない沈みゆく夕陽や、
街灯で遠い存在な月を
もっと身近に感じたい。

東京オリンピックより前にと、
東京脱出を胸に抱えていた。
娘の高校卒業を待たずに
1年前倒しで海街へと移り住んだ。

逗子へ越してきた時、
ストレスなく愛でる事ができる夕陽があり、
山の向こうに昇る月の光を浴びる幸せを噛み締めた。

逗子海岸から富士山が見えるのも
越してきてから知った。
富士山が見えるだけで、小さな喜びが内に湧く。

「自然に癒される」
 「自然を感じる」
 「自然と共に在る」

「自然の一部である私」を感じる
日常に感謝した。

今年ひとりになって、
逗子よりも更に街明かりのない葉山へ越した。
そしたら、
月の存在を一層近くに感じるようになった。

裏山があり、海がある。
毎日のように違う形相を見せる海と空。
毎日変わる漂う香り、鳥の囀りも、虫の鳴き声も。

無意識にも五感が刺激される環境が、
「どこへ出かけずともある」という日常が、
とても有難いと感じる。

文明社会で自然と切り離された生活を
余儀なくしている現代人は、

内なる自然との調和を求めて
もっと自然回帰すれば、幸福感が上がると思う。

きっかけは
「月を愛でる事」からで充分なのかもしれない。

そんな事を思った記事をシェアします。

記事全文は以下より↓

月を愛でる




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