これまでの
不器用にしか生きてこなかった自分から
新しい自分に生まれ変わりたい
人の顔色を伺うでもなく
人が価値を置いているものを選ぶのでもなく
人の意見に従うのでもなく
自分で決めて
自分を生きたい
そう願いながら
実際に変化変容の旅の始まりは
親になったのがきっかけ
特に女性の場合は多く聞かれる
子どもという
いちばん自然に近い存在が
自分の「自然の部分」に響く
自分以外の存在に
24時間365日を預け
育むという責任が
覆い被さる
目の前の子どもに教えられ
子どもを通してつながった世界に
親になった自分が人として育てられ
生き方を問われる
大人として未熟だった自分は
子によって大人へと育てられる
それこそが子育て
自分時間をすべて奪われた時に
他者に注ぐに足りる愛が
自分に貯えられていない事に
初めて気づく
愛に枯渇している自分や
自信がない自分や
気づかないフリをしていた
未熟な自分が晒され
自分という根が揺らぎ
親としての自分に苦しみ
見過ごす事ができなくなる
子どもをちゃんと育てたい
自分のような子どもにはなってほしくない
自分の親のようにはなりたくない
そんな思いを抱いている人は
尚更に強く「内なる自分」が反応する
たくさんの人生の節目や転機、段階を経て
「内なる自分」と対峙する為に必要な
膨大なエネルギーを養い蓄える
それには相応の時間がかかり
人それぞれのタイミングで旅は用意され
そして始まる
妊娠、産前産後、
夫婦問題、
子どもの不登校や引きこもり
子どもの発達の心配や病気など
始まるきっかけも人それぞれ
一人の女性から母親となり
人として育ち 自分になってゆく
内的変容の旅を彷徨う
それは生き直しの旅
自分自身の癒しと人生の糧、
自信へと繋がる旅
子どもの歩みに寄り添いながら
自分自身の生き直しの旅を味わう