自身の経験を元に、香害・化学物質過敏症に悩む患者や家族に寄り添う 化学物質過敏症支援センター理事長 広田 しのぶさん
(写真はシャボン玉せっけんのHPより)
https://shabonto.shabon.com/archives/
column/012
娘さんの発症をきっかけに30年間、化学物質過敏症(CS)の支援を続けてきた広田しのぶさんの経験と想いを綴ったもの。大切なポイントをいくつか記します。「私たちの暮らし」と深くつながっている、誰にとっても身近な「現代の環境病」への理解が深まりますように。ゆるりはでは、兼ねてよりフレグランスフリーにご理解とご協力をお願いしています。
1. 突然、身近な人が変わってしまう怖さ
広田さんの娘さんは25歳の時、突然の体調不良に。
症状:激しい落ち込み、不眠、食欲不振など(一見、精神的な病のように見える)。
原因: 職場のリフォームで使われた塗料や接着剤などの化学物質
気づき:精神科の薬では悪化する一方で、専門医のもとで「身の回りの化学物質から離れる」ことをし結果、1週間で劇的に改善した。
2. 社会問題になっている「香害」
かつては建材による「シックハウス症候群」が主流だったが、現在は「人工的な香料」による相談が大半を占める。
避けられない空気:食べ物は選べるが、空気(香り)はその場にいる限り吸い込まざるを得ない。
奪われる日常:香料のせいで電車に乗れない、学校に行けない、大切な人の葬儀に参列できないなど、深刻な事態が起きている。
3. 「体が優秀だから」反応が出る
治療の第一人者である医師は、患者さんを「反応が出る人は、危険をいち早く察知できる、優秀な体を持っている」と励ましていた。
化学物質は口から食べるよりも、呼吸で肺から直接血液に取り込まれる方が体へのダメージが大きい。
4. 今日からできる「知ること」と「優しさ」
○ 誰でも突然「発症」する可能性があります
自分や家族を守るために「化学物質との距離」を少し意識してリスクを減らしましょう
○ 「石けん」への切り替えは一番簡単な解決策
合成洗剤を無添加の石けんに変えるなど、身近な選択肢を変えるだけで、自分も周囲の人も守ることができます
○ 「好き嫌い」ではなく「健康」の問題
香りが好きな人がいる一方で、その香りで倒れてしまう人が現実にいます。「少しだけ配慮する」という優しさが、社会をより安全な場所に変えていくことにつながります
「必ず解決する方法はあるから、一人で絶望しないでほしい」広田さんはそう締めくくっています。もし自分や周りに原因不明の不調を抱えている人がいたら、それは「心の病」ではなく身近な「化学物質」ももしかしたら原因かもしれないという新しい視点を持つことが現代は不可欠と感じています。試しに身近な化学物質を減らしてみる、無くしてみて様子を観察する。もしかしたら、具合が改善するかもしれない、と。脳神経を過敏にするので、発達の問題がある場合にも好転を期待できます。
まずは洗剤から変えてみませんか?SNSで拾った洗剤についての画像をシェアします。次のお買い物の参考にして頂けたら。私は、塩素系が最も苦手で吐き気を伴います。最近無香料とされる洗剤などに添加されたマイクロプラスチック状の除菌成分は「消毒っぽい塩素臭香」を放ち、道ですれ違う時でも苦しくなる時があります。



「香害」がなくなる世の中になりますように




















