開催報告:「消えない傷とともに生きるお話会」1回目

4/12(日)に開催した1回目のお話会。何かしらの消えない傷を抱えて生きている人たちが集まりました。佳子さんの過酷な人生の語りと考察から座談会へというスタイルは、各々が自身の育った環境や傷、内なる葛藤や思いを話すハードルを少し下げる動機づけになったのではないかと思います。

前半はトーク(1時間)

佳子さんと各々参加された方の身の上話の内容はプライバシー保護でふせますが、佳子さんにはご自身の過酷な人生経験を通して現在の彼女に至った経緯と、彼女だからできる「子どもの支援」を通して自身をも癒し、そして日々子ども達の様子や社会の在り方に感じている事などを率直に語って頂きました。

あまりに過酷な幼少期の記憶、逃げ場のない家庭環境の中で、佳子さんは「冷静な観察者」として自分を俯瞰し、「早く大人になること」「私に他の選択肢はない」と争わないという事で、辛うじて心を守られてきたと察します。ようやくご家族との境界線を引く事ができたのは結婚して自立してから、本当の意味では両親共に他界してから、と語られました。自分より家族のケアを優先し自分の痛みは先送りにして生きてきた長い歳月。数々の心身に刻まれてきた痛みは、67歳になった今も「消えない傷」として残っています。

けれど、彼女はその傷を無理に消そうと抗わず、自分の一部として生きていくと受容し「消したいけれど消せない」という葛藤も越えて、傷とともに歩んできました。過酷な過去を見事に、今を生きる力や自分自身を輝かせる光へと昇華させてきました。自分のように困難な子どものケアに尽力したり、社会に必要な支援がもっとあるはずと行動したり。。。彼女の姿は、同じように人知れず傷と共にいる人の心に響いたり、共感したり、少しだけ自分の背中を押してみる勇気にもなったのではないでしょうか。

後半は座談会(1時間半)

続く座談会では、それぞれの消せない傷や内なるジレンマを共有しあい、『支援のあり方と大人の役割』についても意見を出し合いました。皆当事者だからこそ、より子どもに寄り添った提案が自ずと湧き出てくるのではないかと思います。

◉「支援者目線」から「子ども目線」へ
学校へ戻すことや社会復帰をゴールにするのではなく、本人が今何を求めているかを汲み取ることが肝要。大人の正論は時にプレッシャーとなる。結果を急がず、本人のペースを尊重する「待つ支援」。

◉「安心安全な土台」としての環境づくり
家庭や居場所が、ありのままの自分でいて良い「聖域」であることが回復の鍵。「何もしない自分には価値がない」という自責を解きほぐし、存在そのものを肯定する関わりが、生きるエネルギーを自らの力で再起させる事ができる。

◉非言語的アプローチによる信頼構築
言葉でのやり取りが負担な時期には、音楽や果物や料理の香りなどで「傍にいるよ」を伝達するといった五感に響く関わりも有効では。言葉にできない想いを、言葉にしないまま丸ごと受け止める大人の「あり方」が、子どもから深い信頼を得る一歩に。

◉地域社会に求められる「察知する力」
専門機関だけでなく、近隣の大人が日常の小さな変化をキャッチし、見守り合えるネットワークが重要。孤立を防ぐセーフティネット。それには今の子ども達の取り巻く環境について積極的に知る必要が。

◉大人自身の癒しと相互ケア
子どもを支える大人自身が、自分の弱さを認め、ケアし合える文化を育むこと。大人が楽に生きる姿を見せることが、子どもたちにとっての「未来への希望」に繋がる。世間の普通に合わせるのではなく、自分の弱さを出せる「社会の寛容さ」が求められる。

次回は4/24(金)10時〜、1席空きができました。
参加ご希望の方ご連絡くださいね。(女性限定)

 




ケア・メニューはこちら

レイキスクールはこちら

ご予約・お問い合わせはこちら

メンタル疲労、心のモヤモヤ、生きづらさの解消に
エネルギーケアをもっと身近に
レイキを暮らしの一部に
伴走型 こころの回復ケア

自然療法室ゆるりは
セラピスト貴子

逗子市逗子4-12-18-102号室
090-1810-0411
yulureha@gmail.com

関連記事

  1. 第15回直傳靈氣後期セミナーを開講しました

  2. 予め知っておくこと、の大切さ

  3. 第59回靈授会&復習会を開催しました

  4. 12月のゆるりは

  5. 第103回靈授会&復習会を開催しました

  6. 第4回まちかど靈氣療法室を終えて

最近の記事

  1. 4月のゆるりは

    2026.03.30

PAGE TOP