以前はもっとできたはずなのに
以前はもっと動けたはずなのに
以前はもっと器用だったはずなのに
今はすぐ疲れてしまう
今はいくつも同時にできない
今は結構のんびりしてしまう
今の自分と過去の自分と比べて
過去ほどがむしゃらになれない自分や
過去ほど頑張れない自分を受け入れられず
今の自分にダメ出しをして
背中を押そうと頑張るけど
どうにも心は動かないし
身体も思ったようには動かない
そんなジレンマの中に陥る
若い時は体力があったけど
今はないから踏ん張れない
理由はそうではなくて
たくさんの他者と交わり
たくさんの物事と関わり
たくさんの自分以外のモノコトの渦中に
昔はいることができたのは
「その当時は自分という核が朧げだった」から
年を重ね、自分以外の他者や
取り巻く環境との関係性の中で
自分というものを知ることができるようになる
自分はこう思う
自分はこう感じる
自分はこれを快と感じ
自分はこれに違和感を感じる
歳を重ね、経験を重ねるごとに
朧げだった「自分」そのものが見えてくると
広く浅くだったものが
狭く深くとなっていく
自分と合う波長の人や
波動の合うモノコト以外と交わることに
違和感を一層覚えるようになるから
自分という感覚が拾えるようになると
肉体にとって快適なリズムにも
自ずと気づいていく
それは思っていた以上に
ゆったり ゆっくり
もしかしたら、すご〜く
怠け者のようなペースかも知れない
でもそれが本来のヒトとして生きる
リズムなのだとしたら・・・?
歳をとったからではなく
怠け者だからなのでもなく
甘やかしすぎているのでもなく
それが本来求めている
のんびりとした時間と空間
ヒトとして呼吸できる自然なリズム
深い深い部分では
誰もが望んでいること
その気づきは芽生え始めている
その感覚を取り戻したい