ZUSHIおばちゃんち@ゆるりは について

社会的養護に関心を持つ

きっかけ

2011年の東日本大震災の頃、自宅サロンでの接客を通してストレスが身体に及ぼす影響を目の当たりにしました。既に仕事でも暮らしの中でも活用していたレイキ。子どもの頃からの虐待や性的トラウマなどの傷を抱えていたり、生きづらさを感じている人の心の回復に、レイキや対話や認知行動療法を併せた心の癖セラピーをもっと役立てたいと、長いこと模索していました。

しかし、繋がりたいと思っている人々は自宅サロンで待っていても来ることはありません。一昨年の秋、レイキボランティアで受け入れて頂ける場所はないかと、勢いに任せていくつかの門を叩きました。今振り返れば、ちょうど自宅マンション売却に取り組んでいた時期。東京を離れる前の、動くにはベストなタイミングだったのかも知れません。

カリヨン子どもセンター」ではボランティア研修後に「セラピスト」ではなく「施設のボランティアスタッフ」だったらとお話し頂き、とあるホームで1日を過ごしたものの洗剤や芳香剤などの香りに反応し、化学物質過敏で断念。他にも2ヶ所にお話をさせて頂きましたが、見ず知らずの人をいきなり受け入れてくれるところなどなく、ましてや「レイキボランティア?」「セラピスト?」と、無資格者が繋がることは極めて難しいと感じていた中で・・・「アフターケア相談所ゆずりは」が水曜サロンで受け入れてくれたのでした。

国分寺にあるゆずりは

ゆるりは書庫にも置いています

原点は

かつて、しながわチャイルドラインのボランティアに所属していた時がありました。自分自身のトラウマケアが不十分であった為、受け手としては短い期間しか携わることが出来なかった事は心残りですが、受け手ボランティア研修やその後の継続研修を通して、子どもたちの取り巻く社会を様々に学ぶ機会が与えられたことは、今の私の糧となっています。

しながわチャイルドラインで「隣る人」という映画の上映会を主催した時がありました。児童養護施設の日常を追った8年間のドキュメンタリーです。親でなくても、誰もが必要としている人の「隣る人」になれる。ものすごく大きな愛が、この映像から強く、強く伝わってきて、涙が止まらなくなったのを覚えています。昔つくったフライヤーが、画像検索したら出てきました。2014年のことだったのですね。

ZUSHIおばちゃんち

そして昨年の秋、単純に居場所は一つでも多い方がいい、でも三浦半島には無さそう、私にできるかたちで始めよう!と、「自分の中の理想」で一気に体裁だけは整え、勢いに任せて「ZUSHIおばちゃんち」の看板をあげました。お陰で各方面での交流や接触が比較的スムーズに行われたものの、私という個人が「アフターケアや居場所を求めている社会的養護出身の人達と繋がる」ことは、不可能に近いくらいに無茶苦茶な道だった・・・という現実を目の当たりにします。(その時に面識の出来た方々とも、きっと今後どこかで繋がる可能性もあるのではないかと温めているので、無駄は一つもないはず!と信じてはいます)

住まいの貸家を活用しての開所を志しました

逗子の絵本作家 おまたたかこさんに描いて頂いた
ほっこりするイラスト

97%は地域に

そんな折、逗子市社会福祉協議会主催の勉強会があり、鎌倉児童ホームの方々とお話しさせて頂く機会がありました。その中で「児童相談所に届く相談のうち社会的養護に繋がるのは全体の3%、後の97%は地域にいるんです」という一言が私の中に響きました。

たとえどんなに辛い過去があったとしても
今や未来を諦める必要はなく、
それに伴う生き辛さを解消して、
自分らしく社会と繋がるために必要な
心の回復ケアを提供すること

私が一番に取り組みたいことが明確になり、その数週間後には事業用賃貸できる物件探しをしていました。

できたらいいなと思うことは、頭の中にはたくさんあります。居場所も作りたい、一泊でも泊まれる場所があったらいい、土に触れられたらいい、都市型生活から脱して少しでも田舎へと繋げられたらいい、暮らしの中の豊かさに触れられたらいい、、、。でも、全てを1人でやるのは体力的にも厳しいし、自分の時間を完全ボランティアでどこまで注ぎ込むことができるのか、そのバランスも難しいと今は十分に認識しています。

外向型HSPの典型なのか、思い立ったら行動に移すのは超特急でつい突っ走りがち。色々雑で、決して諦めているつもりはないけれど、ひとまず棚上げ状態になってしまった事のうちの一つが、この「ZUSHIおばちゃんち」でした。

リクエスト開室というかたちで

ゆずりはのある場所は国分寺。サロンへ集まる子たちの多くは、生活保護の支給を受けて暮らしています。ゆずりはへは徒歩や自転車、電車でも交通費があまりかからない距離感のところに住んでいます。海も山も川も広い空もある逗子に、遊びに来てくれたらいいなと思っていても、2時間半の移動時間は克服できたとしても、高い交通費(往復で2200円程度)が立ちはだかります。ですから、訪ねてきてくれたら嬉しいけれど「ZUSHIおばちゃんち」に実際ゆずりはの子が来てくれることはないのだろうと想像もしていませんでした。

アフターケア相談所ゆずりはと繋がっている子で、現状打破したい、変わりたいという気持ちが大きく「心の回復ケアを始めたい」という子がいました。スタッフとも実施にあたっての相談をし、「私がいる水曜サロンのタイミングでなら無償提供します」と、11月から始める予定でいました。コロナの緊急事態宣言以前は月2で訪問していましたが、7月からは月1回。途中レメディが不足してしまうのは仕方がないけれど、それでも良かったらやりましょうという提案でした。2年という関わりの中で、貴子さんなら大丈夫かなとスタッフの方も私を信頼して委ねてくれたのだと思います。

その後LINEでやり取りをしている中で「できれば逗子に来て、ゆるりはでのケアを継続したい」となり、フリーズ状態だった「ZUSHIおばちゃんち」は、彼女をきっかけにリクエスト開室@ゆるりはというかたちで始まることになりました。

場所はゆるりは
月2回のまちかど靈氣療法室の日の午後13時〜
手作りの夕飯あります
(現状ゆるりはの台所では調理が出来ないので、住まいの方での提供)

初めて来てくれた日は素晴らしい夕焼けの日
週末だったので焚き火をしました

やっぱり、お味噌汁は飲んでほしい

つくったお家ご飯を食べながらのおしゃべり
お魚が好きって言ってたので生鮭のソテー

高い交通費の壁

先日のゆずりはで、「お金があればすぐにでも行きたい」「今は余裕がないけれど、次に支給されたら」「せめて往復700円くらいだったら」という声を貰いました。「せめて半分補助があったら」ということでした。ほぼ交通費をかけずに普段ゆずりはに足を運んでいるのですから、普通の感覚だと思います。。ん〜、難しい!でも、「お金がないから」という理由で機会が喪失されてしまうのは悲しいし、どうにかしたい。月に一度でも、2ヶ月に一度でも、自然がいっぱいある、海がある逗子に「貴子さんがいるから行ってこよう」をサポートしたいのです。心の回復ケアを2〜3週間ペースで受けたいという時に、無理なく継続ができるようサポートしたいのです。

 

ZUSHIおばちゃんちを訪れる
社会的養護出身者または頼れる大人が身近にいない方への
交通費補助として
ドネーションのご提案

ゆるりはのケア・セラピーご利用者の方が、代金とは別に500円をお支払いくださった場合に
セラピスト貴子も頂戴した代金より500円を拠出し、1000円を寄付金とします

練習会や靈授会の参加者の方が、参加費とは別に100円をお支払いくださった場合に
セラピスト貴子も頂戴した代金より100円を拠出し、200円を寄付金とします

お隣のアンティークショップ「勿忘草」さんで、
昭和な懐かしいJA貯金シリーズの貯金箱を
募金箱にしました。500円玉がギリギリ入ります。

この美しい景色を、見せてあげたい

ご理解とご支援いただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

私個人が出来る範囲で行なっている状況なので
当面は公にボランティア団体登録はせず
利用者はアフターケア相談所ゆずりは繋がりの子たちを想定しています。

https://zushioba.yulureha.com

アフターケアの必要性

18歳での自立が余儀なくされ、社会に出た後にどのような困難に陥りやすいのか。
わかりやすい動画を見つけました。

 

生活の安定を確保することが難しいということに加え、もちろん、誰もがという訳ではないですが、自己肯定感の低さやトラウマによる心の傷、精神不安や気分障害、ソーシャルスキルの欠如などにより、一度つまづいてしまった後社会と再び繋がるということが難しかったり、自分というものが何なのか、どう生きていったらわからないという若者も少なくありません。

 




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逗子市逗子4-12-18-102号室
090-1810-0411
yulureha@gmail.com

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