「自立」の意味を引くと
「他人から支配や援助されずに、
自分の力で生きていけること」 とある
親からの自立 あるいは
配偶者からの自立という意味合いでも
確かにそうだと思う
それまで依存していた
家族や配偶者がいなくなるのだから
「自分の力で生きていく」には
他者と(社会と)繋がれることが必要になる
それは寄りかかることでも
甘えでもなく
私たちは支え合ってこそ
社会の一員で
私たちはお互いの話を聞き合ってこそ
孤独から解放され
生きる源を得られるのだから
困った時に
他者に助けを求め
弱っている時には
自分の弱音を曝け出せる
自分が思っているほど完璧ではないどころか
ダメダメがいっぱいあることを
そうだよねって認められることが
自立に向けては必要なこと
例えばもし
あなたが今シングルで子どもを育てていこうって
決意をしていたとしたら
弱音を吐ける他者や
いざという時に繋がれる先を
臆することなく求めて欲しい
それは人に迷惑を掛けることでも
自分を甘やかしていることでも
できない自分を責めることでもない
自分以外の他者はみんな飄々と、
自分の力だけで生きているように
見えるかもしれないけれど
きっとみんな胸の内には
小さい大きいに関わらず
一抹の不安を抱えている
自分だけじゃない
自分だけがダメなわけじゃない
頼っていい
頼れる場所がいくつもある
それによって得られる安心感が
自分の力で生きる礎になる