第1回 katarauカフェを開催しました

“共に学び、考え、行動する”きっかけとなるような、親育ち・子育ちをテーマにしたお話会(インプットの場)と、後日各々の考えや思いを語り合うkatarauカフェ(アウトプットの場)。第1回は、自然保育を自主的に開催している方を鎌倉と逗子葉山からお招きして、自然の中での遊びや体験の大切さをお話し頂きました。

スピーカーの方お二人と主催の私たちの子ども達は既に20代〜30代。自分たちの子育て時代の自然体験を通じて、現在成人した子ども達に培われたものは何かを少し共有させて頂きました。皆それぞれに伝えたいことが多々ありつつも限られた時間故、もっとお話伺いたい!と思われた参加者の方もおられたのではないかと思います。

ゲストスピーカー:
鵜川 幹さん 〜青空自主保育でんでんむし保育者歴20年
https://aozoradenden.wixsite.com/jishuhoiku
村上 朝鼓さん 〜青空自主保育つくしとたね保育者歴12年/放課後野外活動うみやまさんど主宰
https://tsukutane.weebly.com/

4つのグループに分かれて、普段子育てで感じている事や悩みを自由に語る時間を20分設け、全体共有をして閉会。

天野さんのお話会からだいぶ時間が経過してのkatarauカフェ開催だったのもあり、お集まり頂いた15名のうちお話会参加者は数名でどちらかというと「情報収集」にいらしたという印象でした。ゲストスピーカーの鵜川 幹さんと村上 朝鼓さんからは、日頃活動の中で大切にされている事や心掛けている事、ご自身がこの活動大好き!自然が大好き!子ども達が面白い!という気持ちがとても伝わってきました。

「自然保育」「外遊び」がテーマとはいえ、決して「自主保育じゃなきゃダメ」「自然保育じゃなきゃダメ」という事ではなく、「子育てって楽しいよ!」「親子で自然の中で過ごすのは楽しいよ!」「子ども達の輝く瞳と笑顔に出会うのは幸せだよ!」という世界観を共有する場でもあったかと思います。だからこそ、この世界を身近な人に広げたい、伝えたい、それにはどうしたら?と純粋に願う、そんな人たちが集まったようにも思いました。

”人の育ちにおいてかけがえのない大切な事”に気づくと、自ずと「自然体験の大切さ」「親子で体験を共有し、共感し、共に育つことの大切さ」に辿り着きます。親が子と「時間を共に過ごす事」それ自体が、子に愛情を伝える機会になります。(恋人だって、夫婦だって同じですよね)そして、五感に触れた実体験だからこそ記憶として刻まれます。大人になった時に匂いや彩りとともに蘇る、ウキウキワクワクするような子ども時代の思い出がたくさんある事。「子どもの時、幸せだったなぁ」と振り返る場面が一つでもたくさんある事。生きていく上で大切な自分だけの宝物になるのではないでしょうか。自然と共に過ごし、触れ合い、遊んだからこそ育まれる「自然を大切にしよう、守ろう、次の世代に残そう」という気持ちも芽生えます。子どもの「自分で考え、決め、失敗しつつもなんとかやってきたその姿」を見ていたからこそ「我が子はきっと大丈夫」と親として子どもの力を信じる事ができる。親が子を信じることができたなら、子もまた自分自身を信じる事ができるようになります。

小学校に上がる前までに、しっかりと身体の土台である「足」を作る。子どもが将来やってみたい事に全力を注ぐことができるように。以下2つは、かつて子育ちの環境づくりについて普及活動をしていた時に綴ったコラムです。

【歩育のススメ】

いよいよ あんよが始まった!
小さくてまだまだ頼りないけれど
自分の足で地面を踏みしめ
生まれて初めて自分の力で
行きたいところへと向かう
へたっぴなりの子どもの人生の”歩みの一歩”

1歩踏み出したその世界はとっても刺激的
楽しくって嬉しくって
あんよが大好きになっていく
どんどん上手になっていく

走る時に感じる風 気持ちがいい
走るのだって大好き

歩き始めの赤ちゃんは 危なっかしい
寄り道が多くて  時間もかかる
バギーや自転車の方が便利・・・

大人にはいつもの近所の道が
子どもにとっては大冒険!
虫がいる お花も咲いている いい匂いもする
自分の足で歩いている
からだの感覚 地面の感覚  風の感覚
ちょっぴりドキドキする
でもママの手はすぐそこにある

お散歩 楽しいな

日常の生き生きとした子どものする事に
その気持ちに ママが寄り添う事ができたら
きっと「自分を生きている」っていう
大切な感覚を育める

1日1日が貴重で
瞬く間に過ぎてゆく幼い子ども時代
子どもの中に芽生えた
小さな「やってみたい」に共感できる
ゆったりとした子ども時間を

食べること、寝ること、そして歩くこと、遊ぶこと。
子ども時代に「楽しい!」と遊んでいたら、いつの間にか「健やかな身体と心の根っこ」が張れています。
究極、親が子にできる事はその環境を整え、見守り、時に目と手を、そして心を寄せることしかないのだと思います。

【子どもの育ちは”遊び”から】

子どもは、
土を踏みしめたり、握ったり、
坂を登ったり、飛び跳ねたり・・・
全身を思いっきり動かしながら
「からだの使い方」を身につけます。
からだをたくさん使えば使うほど
「脳」を刺激し、発達させます。
歩いて、走って、呼吸して・・・
未熟な「心肺機能」を強くします。
アリやダンゴムシ・・・
小さな自然と触れ合い「命」を学びます。

陽、雨、風、火、水、土、木・・・
自然の恵を感じます。
からだを思いっきり動かす清々しさを知り、
「ストレスに強い心とからだ」を
つくっていきます。

見て、 聞いて、触って、匂って・・・
五感に触れるワクワクする体験が
「知的好奇心」を刺激します。
思いっきり笑って、泣いて、怒って・・・
様々な感情の解放が、
人間らしい感性と心を育みます。

友達との関わり、集い、じゃれ合い・・・
友達がいるからこそ
「自分」を知ることができます。
ケガや喧嘩を通して、「痛み」を知ります。
試行錯誤と、たくさんの失敗があるからこそ、
成功した時の「感動」を味わう事ができます。
様々な年齢、立場、価値観の違う
人たちとの出会い・・・
「違い」を受け入れることを学びます。
親の人との関わり合いから
「コミュニケーションの仕方」を
身につけていきます。

子どもがもっと大きくなった時の
”やってみたい”に挑戦できる
気力と体力の備わった
「健やかなからだの土台づくり」

子どもの育ちは、今も昔も
子どもが大好きな夢中になれる遊び
を通してこそ培われていきます。
【子どもの仕事は遊び】といわれる所以です。

そのために大人ができる
最善で最高のことは?
それは”子育ちのチャンスをジャマしないこと”
そして、”あたたかく見守ること”

ここに、デンマークサッカー協会の少年指導10ヶ条も共有したいと思います。子どもを尊重し、子どもの世界を尊重し、子どものやってみたい心と探究、そして冒険を邪魔しないという遊びの世界にそのまま通じます。「サッカー」を「遊び」に変換してぜひ読んでみてください。

  1. 子どもはあなた(親)のモノではない
  2. 子どもたちはサッカー(遊び)に夢中だ
  3. 子どもたちはあなた(親)と共にサッカー(遊び)人生を歩んでいる
  4. 子どもたちから求められることはあっても、あなた(親)から求めてはいけない
  5. あなた(親)の欲望を子ども達を介して満たしてはならない
  6. アドバイスはしてもあなた(親)の考えを押し付けてはいけない
  7. 子どもの体を守ること。しかし子ども達の魂まで踏み込んではいけない
  8. コーチ(親)は子どもの心になること。しかし子ども達に大人(親)のサッカー(遊び)させてはいけない
  9. コーチ(親)が子ども達のサッカー(遊び)人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ
  10. コーチ(親)は子どもを教え導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否か(成功か失敗か)を決めるのは子ども達自身だ

次回のお話会は・・・

さて、次回は親世代のための教養セミナーです。これからの時代の「親育ち、子育ち」に、”今を生きる大人たちが、これからの生き方について考える” ことはとても大事なこと。そのきっかけになるようなお話会を企画しました。経済は良くならない、物価は上がるけど給料は上がらない、人口も減ってゆく、加熱する受験戦争を横目に学歴社会は終わったというけれど本当?? 日本の社会はオワコンなんていうとてもネガティブな言葉も耳にする昨今、これからどんな世の中になっていくのだろう?どう子育てしたらいいのだろう?正解を懸命に探しつつ不安を抱えながら子育てをしているという親が全体の8割というニュースが目に止まりました。

未来に希望が持てず、先行きも見通せない。不安や自信のなさを抱えたままに子育てをするのはとても悩ましいし、苦しい。この先子どもを産むことさえ躊躇してしまう人もいるでしょう。そして大人が抱えているその不安は、子どもたちにも伝わります。私たちは今、子どもをどう導いていったらよいのかという事に悩むのではなく、まずは「自分はどう生きていくのか」と親自身が自分に問うという視点が大事なのではないかと思います。不安や自信のなさを抱えながら子育てするのではなく、未来に希望を見出す違う視点を持って親が学び、知り、自ら考えることや夫婦で語り合うことが大切なのではないでしょうか。そこからこれからの時代に必要な、子ども達が身につけるべき生きる力やスキルといったものも自ずと見えてくるのではないかと思います。

講師は『減速して自由に生きる』『次の時代を先に生きる』著者で、スモールビジネスや農的暮らしで地方に人を誘う活動をしている髙坂勝さんです。https://masaru-kohsaka.com/ 

7月11日(木)10時〜 会場は葉山のSEE THE SUN。お話会の詳細と申し込みはゆるりはのPeatixより、5月末に配信予定です。ぜひフォローしてください。https://yulureha.peatix.com/




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