「朝ごはんの後にオーガニックコーヒーをブラックで1杯飲む」
私の習慣として定着して久しいですが、最近は夕方にカフェでパソコン仕事をしながらオーツミルクラテを飲む機会が増えていました。「だったら家で飲む朝の1杯はデカフェにしようかなー」と軽い気持ちで、ちょうど豆を切らしていたタイミングでカフェインレスを購入。特別「カフェインを断とう」というストイックな決意があったわけではありませんでした。

PM2.5の飛散量が多い日は、起床時から体調が優れないことがあります。目の奥が痛んだり、気管支や肺に違和感を覚えたり。ちょっとしたアレルギー反応だと思いますが、先日は外出をした午後から目の奥がチカチカ痛み始めたので飛散量を調べたら、なんと「極めて多い」の表示。(このレベルを目にするのは初めて!) その後から頭痛が始まり、PM2.5の飛散量が落ち着いてもなお、3日頭痛が続きました。
よほど吸い込んでしまったのかと、デトックスがてら弾丸日帰り湯治に箱根へ。

ところが温泉に浸かれば浸かるほど、頭痛どころか「首の付け根」がガチガチに固まってきてしまい、弛むどころか凝りが悪化!肩も凝ってきた気がする。せっかく温泉で温まったのに「こんな状態で運転して帰るのはしんどいな、お茶してから帰ろう…」と館内カフェに立ち寄りました。

コーヒーを美味しく飲み始めてしばらくすると、、、
「あれ?からだ緩んできた??」
「気のせい?いや、首のガチガチが減ってる??」
40分くらいしたら、、、
「あれ?頭痛消えてきてる??」
カフェインを摂ったことで、広がりすぎていた血管(頭痛)が落ち着き、首のコリがほぐれた、、、?
そういえば、日曜日は
朝から忙しくて1日コーヒーを飲んでいなかった。
そういえば、月曜日からデカフェに変えていた。
そういえば最近、カフェイン断ちを試みた方から
「離脱症状が大変だった」と聞いたばかり。
PM2.5のタイミングと重なりすぎて気が付かなかっただけで、カフェインの離脱症状によって頭痛と首の張りがどんどん深刻になっていたのだと判明しました。頭痛からは無事解放されたものの、飲んだ時間が16時前後と遅かったため、今度はカフェインが就寝時までに抜け切れず。さらに「3日間のカフェイン断ち」で脳の感度が過敏になっていたのか、まさかの覚醒状態。「カフェイン摂取で眠れない!」なんていうことも、実は人生で初体験でした。(普段は夜の食後にコーヒーやエスプレッソを飲んだとしても、問題なく眠れていたので驚きです)
カフェインの離脱症状、思った以上にハードでした。おそらくピークが3〜4日目で、その後1週間くらいで収まるのだと思いますが、今回はカフェイン断ちを志しているわけではないので、すぐに普通のコーヒーを買いに走り(笑)、翌日からは無事に痛みフリーな平穏を取り戻しました。気がついてなかったら、無駄にうーんうーんと、痛い頭を抱えながら仕事をしもがき苦しんでいたかと思うと恐ろしい(笑)。
そして以前にデカフェの習慣に変えた時は自覚症状として何の影響もなかったのに、なぜ今回はこれほど顕著な反応が出たのか。後から振り返って気づいたのですが、それは私が今、副腎疲労による「機能性低血糖症」を未だ養生中の身だから。「朝一杯のコーヒー」に含まれるカフェインが、知らず知らずのうちに副腎からコルチゾールを分泌させる起爆剤として、体に刻み込まれていたのだと思います。その起爆剤がいきなりなくなり、「そういえばここ数日、朝起きたときになんとなく怠いな」「低血糖のときのような身体の重さがあるな」という症状が引き起こされていたのだと辻褄が合いました。
カフェインが血管を収縮させ、交感神経を刺激する力がいかに強いか。今回の一件で身をもって体感したからこそ、考えさせられたことがあります。

世の中にはエナジードリンクなどの高濃度カフェイン飲料があふれています。それを常飲している人が、実は「カフェインの離脱による頭痛」が起きているにもかかわらず、「いつもの疲れや頭痛」と思いこみ、市販の頭痛薬で麻痺させるという負のループに陥っているケースも少なくないのではないでしょうか。
一般的には、頭痛が起きたら「頭痛薬」を飲むことを習慣にされている方も多いかもしれません。しかし、多くの市販頭痛薬には無水カフェインが含まれているため、それによって一時的に離脱症状が緩和され、根本の原因には気づきにくくなっています。鎮痛剤の類は、基本的には「血流を抑え、感覚を麻痺させる」という作用で痛みを和らげているだけで、根本原因を解消しているわけではありません。そこにカフェインが加わることで交感神経を刺激し続け、血管や自律神経に日常的な負荷をかけ続けることは、心血管系への負担や精神的な不調(常に緊張状態が続き、リラックスできないなど)にも繋がる可能性は否定できません。
ちなみに、市販の頭痛薬を調べてみると、同じブランドでも無水カフェインが「含まれている製品」と「含まれていない製品」があるようです。1回あたりの配合量は40mg〜80mg(コーヒー約0.5〜1杯分)が一般的で、「プレミアム」「クイック」「DX」といった名のつく製品は、効き目を早めるブースターとしてカフェインが足されているケースが非常に多いとのこと。
こうした「カフェイン入りの頭痛薬」に頼りすぎると、以下のようなリスクも生じやすくなります。
- 「薬物乱用頭痛」の原因になりやすい
カフェイン入りの頭痛薬を月に10日以上など頻繁に飲み続けると、脳が薬に依存してしまい、逆に頭痛が慢性化してしまう。
- カフェイン離脱頭痛(リバウンド)の発生
薬の効果が切れたり急に服用をやめたりした際、収縮していた血管が反動で大きく広がり、脈打つような激しい頭痛が起こる。
- コーヒーやエナジードリンクとの併用による過剰摂取
薬を飲む前後にカフェイン飲料を日常的に摂ると、知らず知らずのうちに過剰摂取になり、動悸・めまい・不眠・胃荒れにつながる。
実は、、、20代後半の私自身、まさにこの悪習慣にハマっていました。(苦笑)昔はひどい頭痛持ちで(今思えばですが、「オフィス」という環境が合わなかったのだと思います。)「一番早く効きそう」という理由から特定の粉末頭痛薬を常備し、会社のデスクの引き出し、家、バッグの中とあらゆる場所に忍ばせ、約3年間も毎日数回飲み続けるという、今思えばトンデモナイ不健康な人です。完全に「薬物乱用頭痛」と「カフェイン離脱頭痛」の負の無限ループに陥っていたのですね。(今ごろ知りました)
「不調を感じたらカフェインや薬で誤魔化して走り続けているな」という方や、日常的にエナジードリンクや頭痛薬を手にしてしまう、習慣化しているという方は、ぜひ一度立ち止まって、ご自身の体やカフェインとの付き合い方を見直すきっかけにしていただけたら幸いです。




















