2年半前、なぜ突然に私の内臓は悲鳴を上げ始め、好きなものが食べられなくなり、好きなものも飲めなくなり、そして機能性低血糖症を皮切りにして副腎疲労症候群が勃発したのか。
「血液検査は全て異常なし」「理由がわからない」という消化器内科医の診断は「機能性ディスペプシア」。「ストレスでしょう」「自律神経失調症でしょう」と医者は言うけれど、為す術はなく、特効薬も勿論なく、自己流のケアでは悪化の一途だった為、当初は漢方薬の処方や分子栄養学に基づくサプリメント療法含め、様々に試行錯誤を繰り返しました。複数の医療機関の門も叩きました。
しかしながら何を取り入れようとも弱りきった肝臓は受け付けず、解毒できない腎臓は痛み、身体に合わないものが入れば胆嚢と胆管が痛み出して悪化を繰り返すこともあり、お金だけが虚しくも消えていく1年余りを過ごしました。
その後化学物質と電磁波への耐性が極端に下がり過敏症を発症するに至りましたが、自律神経系の解明と機能回復プロセスに至っている今、その謎解きがすっかりできたので「自律神経と副腎疲労の回復について」書き留めておこうと思いました。今このブログを読んでくださっている方の中には、もしかしたら似たようなケースの方がおられるかもしれません。参考にして頂けたら幸いです。
別のブログで自己開示していますが、発達性トラウマと複雑性トラウマにより50年間私の脳はサバイバルモードを維持し続けて生きてきました。身体の深部、特に自律神経系や副腎などの内分泌系、そして内臓諸機関に及ぼしてきた負荷は、想像を絶するほど大きかったということだったのですね、、、。悲鳴を上げないのを良いことに、内臓も神経系のこともネグレクトしてきた結果です。そしてよく持ち堪えてくれたなぁと、我が生命力に脱帽します(笑)
靈氣を含むエネルギーやライアーによるソマティックなアプローチがどのように作用するのかという理解にも繋がるので、「扁桃体」「3本の自律神経(ポリヴェーガル理論)」「副腎疲労」が、私の身体の中でどのように相関し、負荷をかけてきたのかを整理しておきたいと思います。
扁桃体とは?
扁桃体は、神経細胞がギュッと集まった「脳の組織」で、身の危険を察知する「超高感度な火災報知器」。とても野生的な部分(動物的な部分)で、反射的に作動します。心理的虐待などのトラウマを経験すると、この火災報知器のスイッチは「常にON」になり、火が消えている時でさえ、「また煙が立つかも」と警戒して、24時間365日誤作動し続けるようになります。この扁桃体からの「緊急アラート」を直接受け取って、身体を緊張させる実動部隊が「自律神経」です。なので、自律神経の回復に向けてはまずこの誤作動をストップさせる必要があります。扁桃体をオフするには「もう警戒する必要のない安全な場所だよ」と何度でも学習させ、上書きを重ね、修正する必要があります。
※親がいつも不機嫌だったり、(身体的にも精神的にも)暴力的だったり、自分が直接に攻撃の対象にはなかったとしても面前DVがあったり・・・という常に落ち着かず不安定な日常的な環境が発達性トラウマになり、常にサバイバルモードがONになります。

自律神経との相関
従来の自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2本と言われていましたが、現代のトラウマ臨床では、副交感神経をさらに2つに分け「3本の自律神経」で身体の反応を説明しています。これがトラウマ臨床で広く用いられるポリヴェーガル理論です。私の場合は、以下のように激しく過負荷を起こしてバランスを崩し続けてきたと考えられます。
扁桃体のアラートがオン
↓
交感神経(闘争・逃走)が「過剰にON」
↓
常に臨戦態勢で過緊張
↓
血管収縮、心拍数アップ、
内臓の血流低下、消化不全
(長年の内臓への負荷、
消化器系の弱さの最大の原因)
↓
背側迷走神経
(フリーズとシャットダウン)
↓
生存のための「死んだふり」
(襲われないように虫や動物って
死んだふりしますよね)
代謝の極端な低下、疲労感、セルフネグレクト
↓
腹側迷走神経の未発達
(育つ余裕がなかった)
↓
過緊張、社会不信、リラックス下手
(回復の余地がない)
交感神経のアクセル(過緊張)と背側迷走神経のブレーキ(シャットダウン)を同時に踏み続けるという、ものすごい燃費の悪い(笑)そして凄まじく神経を摩擦、摩耗させてきたのだろうと思います。
つまり、私の内臓ドミノ倒しは、直近の生活習慣が起因したものではなかったということでした。離婚後、扁桃体のアラートがオフの時間が少しづつ増え、アクセルとブレーキを踏む回数も減り、そしてようやく腹側迷走神経が育ってきて・・・・。それに要したのが沈黙の2年間だったのだと考察しました。(離婚後〜入籍までの約2年間)
ずっと少食の人生で、添加物や加工食品も食べないなど気をつけてきていたからこそ、弱い消化器系が大病患うことなく生き凌いで来れたのに、「ストレスフリーだ〜!」と一気に飲食量が増えて、長い間沈黙を貫いていた内臓たちは驚いたのでしょう。長い年月の間感情のゴミ箱にされてきた内臓たちは耐え忍んでいただけで、無傷で健康だったわけではなかったのですから(苦笑)。当初消化不良と消化吸収ができなくなり、どんどん痩せていったのはこういう理由からでした。
一方で、未発達な腹側迷走神経の機能を補完してきたのが、毎日のセルフケアとしての靈氣であり、セルフヒーリングであり、ボディケアでした。ストレスにもトラウマにも負けず、倒れることなく気力で生き抜いてきたのですから、人体の不思議さと自然エネルギーの恩恵に感謝します。
こう考えると、なぜ日常的なストレスから解放されて新しい環境の後しばらくして「体調を崩す」というパターンが引き起こされるのか、理解ができます。

副腎への負荷
この自律神経の乱高下(アクセルとブレーキの同時踏み)の煽りを最も過酷に受けたのが、腎臓の上にある小さな内分泌器官である「副腎」でした。副腎は、ストレスに対抗するためのホルモン(コルチゾールやアドレナリン)を分泌する器官です。
私の場合は以下のようにして、次々と症状が出てきました。
- 慢性疲労(プツッとエネルギー切れ)
- 機能性低血糖症状(血糖値の調節ができなくなる、急激なエネルギーの枯渇、甘いものやカフェインを欲する)
- アレルギー・炎症の悪化(食べられないものが増える、蕁麻疹)
- メンタルの不安定さ(希死念慮や鬱っぽさ、キャパオーバーになりがち、ADHD気質)
扁桃体がアラートを鳴らし続ける
↓
交感神経がONになり続ける
↓
副腎は休む暇なく
コルチゾールを分泌し続ける
↓
何十年もコルチゾールをフル生産し、
すでに副腎は相当に疲弊していた
↓
脳と副腎を結ぶストレス応答システムに不具合、
ついにはコルチゾールの
コントロールが効かなくなる
↓
副腎疲労症候群

2ヶ月に及ぶ自発動によるトラウマ回復プロセスを経て「まるで生まれ変わったように波動が変わった」と今私が感じているのは、脳の扁桃体がようやく安心と安全を認識してアラートをすっかり止め、交感神経の過緊張が緩み、内臓に血流が戻り、副腎がようやく「過剰にコルチゾールを作ろうとしないでいいよ」と休息モードに入ることができたからなのでしょう。
だからこそ、近頃はリラックスモードになって30分ほどが経過し、腹側迷走神経が正常に機能し始めたらしい直後には、好転反応として疲労感や睡魔が引き起こされることが増えています。これは副腎や神経の修復プロセスのためと捉えています。神経系と内臓の修復には、3年〜5年必要だそうですが、時々に血液検査で客観的評価を得ながら、少しづつ「自然療養」していくその過程を見守っていきたいと思っています。
発達性トラウマからの回復と
自律神経の回復は相関している
自らの体験から得た結論でした。
自分のための備忘録として活用しているFB。ちょうど1年前のSNS投稿が上がってきました。当時に比べたら今はかなり内臓も落ち着きを取り戻してきているように思い嬉しくなりました。






















