「健康」が育まれる環境とは

過日、本間真二郎先生のお話会後のアウトプットとして第3回目のkatarau カフェをゆるりはで開催しました。8名の集い、参加者の半数以上がレイキOR靈氣修了生でしたので、折角なので輪になり、前に座る方の身体に手当をして繋がる「靈氣まわし」をしながらの談話スタイルに。終了後には近隣のカフェでランチをして解散、緩やかな時間を過ごしました。

やっかいな身体の理由

常に身体の不調と共にある私は、ずっと自分の肉体からの声に耳を傾けて生きてきました。身体の快適さを求め、そうせざるを得なかったという方が正しいと思います。そしてこれまでも数多くの治療方法や先生方に出会い、施術を受けてきました。なぜこんなにも全身の歪みや緊張が強く、循環も神経系も弱く、治療しても定着せず、矯正しても改善されず、そして一つ良くなれば次々と深層の課題が湧いてくるという絶望。「どうやって生きているの」「こんなに悪いのなかなか無い」「厄介なケースのトップ3」と言われる事は常々。何かの治療に依存したくないけれどせざるをえない現実。『やっかいな身体の理由』を私なりにその答えを求め続けてきました。

そしてついには、長年の疲労とストレスが蓄積していた内臓達が悲鳴を上げ、今年の初めからはその声にひたすら耳を傾ける日々を過ごし去るを得ない状態に陥りました。慢性消化器疾患と副腎疲労症候群のケアや療養を通して、私の身体と内臓はいつから、そしてなぜこうなったのかの自分なりの答えをようやく導く事ができました。(まだ回復道半ばですが、この経験が今後やっていきたい事に繋がっていくであろう道筋として見えているので全ては必然のことと受容しています。)そのような背景もあり、先日のkatarauカフェ冒頭の20分を使って、私の0〜20歳までの「食事」「排泄」「睡眠」習慣について振り返ってみたのですが、思い出したことをツラツラ話した感じで全然まとまらず。改めてブログに綴る事にしました。

本間先生の言葉より:『健康』とは
「自由に自分らしく生きられること」であり、
「そのための身体と精神の両方に問題がないこと」

人は環境でつくられる

人は環境でつくられるということ。

人が育ち成熟していく環境は、
物質でも、お金でも、得られないということ。

人は、安心と安全が確保された環境で、
その人らしく在れるということ。

人は、基本的な生理的欲求の食べること寝ることが
満ち足りることで、育ち成熟していくということ。

そして、眼差しと声掛けと触れ合いがある環境でこそ、
その人自身は、かたち造られてゆくのだということ。

私の「食事」「排泄」「睡眠」習慣は

【食事】
乳幼児時期は

無痛分娩 / 人工ミルク / 瓶詰め離乳食  / 
パンと牛乳 / 幼児でマックデビュー

銀座1号店は1971年開業。
マックのポテトと苺シェイクが好きだった。
(当時は湯島住まい。銀座の歩行者天国でマックな記憶)

学童期は
(娘の為には起床しない母)

朝はパンかシリアル / 昼は給食のパン
夜は白ごはん / 菓子パン / ファストフード
インスタントラーメン / カップヌードル
スナック菓子や小麦系菓子 /
大人のお酒のおつまみ系

365日ほぼ朝はコーンフレークと牛乳
ロールパンや菓子パンの時も

思春期は
(娘のお弁当は作らない母)

朝はパンかシリアル /
昼はチンしたシュウマイか、
自分で作る二色弁当か、肉炒め弁当

夜はご飯を食べるか食べないか
成長期に拒食症患う

中高時代のお弁当
週3おかずはこれだった・・・

20代は

ご飯と味噌汁いつ食べた?
という位の偏食/
タバコとお酒と鎮痛剤の常用/
留学時は小麦乳製品砂糖漬け/
働いてる時はコンビニ食か外食/

【排泄】

子どもの時からいつも便秘/
ビオフェルミンで悪化/
便秘薬と下剤の常用/

【睡眠】

乳幼児期から独寝/
悪夢や夢遊が常習/
自分の意思で起床できない環境 /
安心して眠る環境の欠如

総じて我が子の「食べもの」「うんち」「眠り」に無関心の母だった事が伺い知れます。

【余談1】
私の腸内細菌叢がボロボロだったのは間違いありません。当時は風邪をひけば風邪薬、頭が痛ければ鎮痛剤、胃が悪ければ胃薬、眠気覚ましにはカフェインドリンクと、薬漬け習慣でしたから、知り得なかったとはいえリーキーガッド症候群やSIBO、自己免疫系疾患、精神不安定などを抱えつつ生きていたと思われます。そんな私が30歳で娘を授かり、こんな母胎から生まれつきの問題を抱えずにツルッと生まれてきてくれたことは、本当に奇跡としか思えません。子育てを通して自分自身の食生活が変わっていったからこそ、腸内細菌が増え、生き直す事ができ、今に至ります。今生、母親になる機会を私に与えてくれた神様に感謝!

【余談2】

化学物質過敏で特に柔軟剤臭が苦手なことを本間先生にお伝えした際、「今は赤ちゃんは生まれた時から様々な人工的な香りに取り囲まれているからお母さんのにおいがわからなくなっているんだよ。昔はお母さん以外の人が抱いたら、においでお母さんではないとわかるから泣いたものなのだけど、今は泣かないんだよ。」と一つのエピソードとして先生が話してくれました。

振り返ると、私には「母のにおい」の記憶がありません。母の温もりや抱きしめて貰った記憶が皆無に等しいのもありますが、「母のにおい=香水」だったのです。母のおむすびは、いつも香水の香りがしていました。それでも自分のために作ってくれたその香水味のおにぎり、とても嬉しかった記憶があります。また、我が家には必ず乾燥機があり、太陽の香りがするゴワゴワのタオルの存在を知りませんでした。父は米国出張が多く、渡航してはスーツケースいっぱいの柔軟シート(バウンス)を買い込みとてもいい香りがするふわふわのタオルが定番でした。(調べるとこのバウンスの柔軟シート発売年は1975年!最先端すぎ・・・)

「普通の健康」を得るために

大前提として、私という人間が生まれてから成人するまでの生育環境は、生態系として成長するために必要な礎としては不適切であったという事。それ故、筋肉や骨格のみならず、内臓も、神経、循環、内分泌系もすべて、普通100%の成熟の可能性があるのに対してその6〜7割にしか到達しなかったこと。20代も『食べることは生きること』に対する無知とセルフネグレクトで荒んだ食生活を継続してしまったこと。その結果、30歳の時には実年齢プラス30歳のような身体になってしまったという事。むろん他にも考慮すべき要因として、心理的虐待や暴力やネグレクト、幼児期の遊びや歩行の欠如などもありますが、『そもそもが未熟だったが故の機能虚弱』と辿り着いた仮説にようやく腑に落ちました。月3万円以上を身体のメンテナンスに費やす事30年以上、子育て全盛期は週5の整骨院通いと月2マッサージ、月2骨格治療が欠かせず、それプラス自分でできる自然療法を日常駆使してようやく保たれる『普通の健康』。本来は成人するまでに培われるべき心身の土台が脆弱ゆえ、成人してからもずっと『普通の健康』を得る為に絶え間ない努力(お金と時間)が必要だなんて、なんと無駄の多い人生!

日々の暮らしという礎

我が子が大人になり、将来「自分らしく生きたい!」「これがやりたい!」と思ったその時に、身体や精神の状態が足枷になることなく、全力投球できる肉体と精神を育むこと。子育てで一番おろそかにしてはならないことは、その為の『環境を整える』ということ。『毎日の暮らしが大切』ということ。こころの成長も、身体の成長も、毎日毎日の積み重ねだから。ちゃんと、健康な肉体と精神が培われたら、あとはその子が自身の人生を歩んでいくだけ。その子がその子自身で切り拓いてゆく、その子の幸せのかたちを追求してゆくのを親として見守ってゆくだけ。親が子ども時代に子どもにできるのは『真の健康のための環境づくり』だけ。そう確信するのです。

人間という生態系として成熟し、健全なこころとカラダが育まれていくには、「食べる」「寝る」「出す」という生理的欲求が健全に満たされる日常=日々の暮らしという礎が必要不可欠です。私自身の生育過程は、その当時はまだコンビニもなく超加工食品や冷凍食品も少なく、遺伝子組み換え製品もなかった時代。その割にかなり不健全な環境だったと振り返ります。きつい表現ですが、「母が無知だと子は不健康になる」本当にその通りではないでしょうか。(父が無知だと子は貧乏になる、だそうです・・・)一方で、私を産んだ母自身は、現代のように今のように化学物質が蓄積されたり血液が過度に汚染もされず、丈夫で健全な生態系だったことは一筋の救いです。お陰で重度のアレルギー疾患にはならずにすみました。

今は社会全体が小麦食多め、加工食品や清涼飲料水や化学物質が溢れています。普通に生活していたら、気がつかぬうちに大量摂取しがちな時代、孤食や偏食、子どもの貧困もあります。計画分娩や無痛分娩の利用が広まり、まだ臓器として充分に成長しきれていないうちに自分の意思ではないタイミングで産まれ出ることで腎機能が生まれつき弱い子も増えています。効率性や早期社会復帰のために、母乳育児ではなく人工ミルク回帰という社会の潮流も心配です。ある意味「最先端」だった71年生まれの私ですが、そう変わらないような食生活、生育過程にある今の時代を生きる子どもたちが、もしかしたらもっと深刻かもしれない子どもたちが、将来『健康』を得るために不必要な苦労を背負わないで済むよう願いを込めて、振り返ってみた次第です。

最後にもう一度・・・

『健康』とは
「自由に自分らしく生きられること」であり、
「そのための身体と精神の両方に
問題がないこと」

日々の暮らしを、今を、振り返るきっかけにしていただけたら幸いです。

 

 

 




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